眼瞼けいれん・片側顔面けいれん

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眼瞼けいれん・片側顔面けいれん

症状

眼のまわりの筋肉がけいれんを起こす病気で、その主な疾患としては、眼瞼けいんれんと片側顔面けいれんがあげられます。

 

種類
眼瞼けいれん 眼瞼けいれんは、目の周りにある眼輪筋という筋肉がけいれんを起こします。初期症状としては、まぶたの刺激感や不快感、まぶしさやまばたきの増加などがあります。症状が進行すると、まぶたが頻繁にけいれんし、さらに進行すると目を開けることが難しくなります。症状は通常両側対称性ですが、軽度の左右差が認められることもあります。
片側顔面けいれん 片側顔面けいれんは、脳内で眼輪筋をつかさどる顔面神経が圧迫を受けることでけいれんが起きます。そのため、神経学的検査やCTスキャン・MRIなどの画像検査が必要です。眼輪筋だけではなく、にも生じます。症状は、まぶたのけいれんから始まり、進行すると同じ側の口輪筋など顔面神経が関与しているほかの顔面の筋肉に広がります。通常不規則・反復性ですが、重症になると持続的にけいれんが起こります。ほとんどは片側性ですが、まれに両側性の例があります。

 

鑑別すべき疾患
眼部ミオキミア 眼輪筋の攣縮が不随意に起こることで、上まぶたまたは下まぶたがさざなみ状に動く状態で、通常片側に起こります。健常者でも眼精疲労、ストレス、睡眠不足などがきっかけとなることがあり、通常数日から数週間で自然に治まります。
チック 正常の運動機能がある筋が本人の意思とは関係なく突然速く運動することにより、素早く短い動きが起こることをいいます。まばたきや顔しかめ、口とがらせなどがよく見られます。チックは、発症年齢が若く、一時的に抑制できますが、眼瞼痙攣や片側顔面けいれんは抑制しようとするほど増悪します。

 

当院の治療方法

当センターではボトックスによる治療を行います。けいれんしている筋肉に直接ボトックスを注射します。けいれんしている筋肉が複数ある場合は分割して投与します。

効果は投与後2,3日で出現し、通常2週間程度で安定しますが、効果が不十分な場合には追加投与する場合があります。通常3~4か月効果は持続しますが、症状が再発した場合は再投与します。なお、短期間での反復投与や多量の投与をすると、中和抗体が産生され、ボトックスの効力が減弱することがあります。

これらは健康保険で治療することができます。

なお、片側顔面けいれんが疑われる場合は、投与前に病態確認のため脳神経外科の診察が必要です。

 

使用する機器